水素ステーション

水素ステーションの安全対策

水素ステーションの安全対策

水素ステーションには様々な安全対策が施されています。水素の漏洩防止と早期検知、また万が一漏れた場合の滞留防止や引火防止、さらに火災時の影響軽減が安全対策の基本的な方針です。また地震計も設置されています。
さらに日本の場合、スプリンクラー設備の設置などが義務付けられており、世界的にも安全に配慮した水素ステーションとなっています。

図:水素ステーションの安全対策

地震計

地震を検知し、地震発生時には緊急停止します。

一定の揺れが発生すると、加速度センサーが検知し、水素ステーションのすべての装置を安全に自動停止させます。水素ステーションの全体をコントロールする制御盤付近に設置されています。
ガス漏えい検知センサ

水素は無臭のガスですので、機械による専用のセンサーが必要です。ガス漏えい検知センサは、水素の漏えいを検知し、水素漏洩時には緊急停止します。

ガス(水素)の漏えいを検知すると、水素ステーションのすべての装置を安全に自動停止させます。水素輸送トレーラーがけん引してくる水素貯蔵容器(オフサイトステーションの場合)、水素製造装置(オンサイトステーションの場合)、圧縮機、蓄圧器、ディスペンサーなどの設置されています。
消火・散水機能

高圧の蓄圧器(水素タンク)が設置されていますので、万が一火災が発生した場合には、その消火と蓄圧器の温度上昇防止のために冷却水を散水します。

水素貯蔵容器(オフサイトステーションの場合)、水素製造装置(オンサイトステーションの場合)には、消火器が設置されています。また蓄圧器には散水設備が設置されており、温度が40℃を超えると自動で作動して蓄圧器を冷却します。
緊急停止スイッチ

異常時に係員による緊急停止を行います。

水素貯蔵容器(オフサイトステーションの場合)、水素製造装置(オンサイトステーションの場合)、圧縮機、ディスペンサー、制御盤には緊急停止スイッチが設置されており、異常時には係員の判断で、水素ステーションのすべての装置を停止します。
インターロック

異常時に自動で緊急停止等を行います。

水素ステーションの各装置にはインターロックといわれる機構が回路として組み込まれており、装置に異常が発生した時には、自動的にすべての装置を安全に停止するように制御します。

アース

水素は引火しやすいガスですので、静電気を逃がすことが必要です。静電気を逃がし、静電気による引火を防ぎます。

水素ステーションのほとんどの装置には静電気を逃がし、引火を防止するためにアースが設置されています。水素充填においては、初めに作業員は静電気除去シートに触れて、静電気を取り除くことになっています。
火炎検知センサ

水素は仮に引火しても、その火炎が透明なので目視で発見することができません。よって専用の火炎検地センサーを設置し、火炎を検知した場合には緊急停止します。

水素貯蔵容器(オフサイトステーションの場合)やディスペンサーには火炎検知センサーが設置されています。水素の炎は透明で目に見えないため、万が一炎が発生した場合は、赤外線で炎の熱を検知し、水素ステーションのすべての装置を自動停止させます。
車両衝突防止・緊急離脱カブラ

ディスペンサーへの車両衝突防止措置が取られています。また、車の誤発進による転倒防止策として異常な力が加わった場合にホースのカプラが外れる安全措置があります。

ディスペンサーには、車両衝突防止ガードが設置され、不慮の車両衝突に備えています。また充填中に車両が誤発進したときには、充填ホースに取り付けられた緊急離脱カプラが安全にはずれ、車両とディスペンサーを保護し、水素充填を停止させます。
図:水素ステーションの安全対策

出典:水素供給・利用技術研究組合

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