普及状況と今後の整備計画
四大都市圏を中心に普及開始
FCVの普及を支援するために、日本全国で水素ステーションの整備が進められています。2021年3月時点で約140か所が設置されました。さらに2025年までに320か所程度、2030年までに1000か所程度の設置が目標に掲げられています。この水素ステーション普及を推進するために、幅広い企業が連携する日本水素ステーションネットワーク合同会社(JHyM:ジェイハイム)が設立されました。
当面はFCV普及のために、FCV台数よりも水素ステーションを先行させる形で普及が進められますが、2020年代後半には、FCV台数(水素需要)と水素ステーション(水素供給)がバランスして自立的な普及発展が期待されます。なお2030年頃には、標準的な供給能力の水素ステーション(300Nm3/h)換算で、約900か所が全国に普及す目ことが目標とされています。